2008年11月29日

古いパスポート

パスポートの有効期限が切れた。
役所へ申請しにいくと、古いパスポートは使用済みの印をつけられて返される。
VOID
 「VOID」
ヴォイド。
なんとなくゴミみたいな響き。

命の次に大切な。
大事な大事なパスポート。
ビザ欄には各国イミグレのスタンプやビザシールが貼られ
さながら私の旅行暦を刻んだアルバムのようだ。
数えてみたら「帰国」のスタンプが18個あった。
私はこのパスポートを携え、
18回の旅をして、
23ヶ国をまわっていた。

このパスポートもいろんな経験を積んでいる。
ウズベキスタンの長距離バスに乗った時は、乗り合わせたウズベク人たちに珍しがられて
 「ほう、これが日本のマークかい!」
 「このスタンプはどこの国だね?」
という調子で乗客の手から手へとまわされて1時間くらい戻ってこなかった。
ネパールで検問にあったときは、軍人の汚い手で掴まれて汚れた。
ニセ警官に捕まってパスポートを奪われそうになったこともあった。
モロッコの空港警察でも、なんだかんだといちゃもんをつけられて、最後はパスポートを叩きつけられて返された。

なんだかなあ。
思い出してみればいろいろあったもんだ。
旅行記に書けないようなコワイことも、実は何度かあったんだ。
だから。
それでも帰ってこれたから。
何があっても帰ってこれたから。
今も、これから先も
 「なんとかなる。なんとかできる」
と信じることができる。
期限の切れたパスポートと18個の「帰国」スタンプは、
肝っ玉の小さい私が10年かけてちょびっとだけ成長した証であり
みんなに助けてもらって帰ってこられた、幸運の証なのだ。
posted by だだ at 20:22| 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

痛かったの

子猫のサンジが台所で水を飲もうとしていた。
流しのところを足でまたいで、
首をうーんと伸ばして、

伸ばして、

ツルッ!

足を滑らせ、一気に落ちた。

流しをまたいでいた足は

右と左に大開脚、

そのまま仕切りにぶつかって、大事なところを

・・・ちーん!

耳を伏せてうずくまるサンジ。
去勢はしてるけどやっぱり痛いらしい。
懐かしの『8時だよ!全員集合!』が、
志村けんと加藤茶の名作コントが、
我が家に蘇った一瞬であった。

以下、「大丈夫?」と気遣うアジャリ。
大丈夫?

恥ずかしかったから拗ねて寝ちゃったサンジ。
寝顔
posted by だだ at 19:25| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

レディースランチ

昼ごはんをご馳走になりました。
船の上でのレディースランチ。

神戸ビーフ

とっても美味しかったのだけど、
とっても豪華だったのだけど、
だけど、
ただ、
なんていうか、
・・・私の胃袋はメンズだということが発覚しました。

レディースランチじゃまったく足りん!

いかん。
また胃袋が宇宙になってきた。
posted by だだ at 00:00| いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

星空

長い一日がようやく終わり。
仕事を終えた帰り道。
足を引きずり帰る道。
 「疲れたな」
 「しんどかったな」
ため息とともに見上げれば、
夜空は星で満ちていた。

金星。
木星。
カシオペア。
白鳥座のデネブに、琴座のベガ。
星座を結ぶ線のあいだは細かな星屑でびっしりと埋まり、
北極星なんか見分けがつかないほどだった。

あまりの美しさに、友達と2人、
ポカンと口あいてしばらく眺めてた。
やがて
 「今日も頑張って最後まで働いたから、これは神様からのご褒美」
と友達が言った。
だけどご褒美を打ち消すかのように、みるみる雲が湧いてきて
星空の半分も覆い隠してしまった。
どうやら明日は雨らしい。
posted by だだ at 19:25| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

冬を越えろ、鹿

野生の鹿なんて見たことがない。
と、母が言ってたから。
ちょっと写真撮ってみた。

冬を越えろ、鹿さん

見えたかい?
posted by だだ at 19:17| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

聞かれてもうた

雨が降った。
痛いくらいに冷たい雨だ。
芯まで凍えて、悲しくて、
だんだん腹が立ってきて。
灰色の空に向かって
 「どうせ降るんなら、雪、降らんかい!(雪なら休めるから)」
と叫んでみた。
ドスをきかせて怒ってみた。
そしたら
 「ああ、怖ぁ!」
と、空が返事した。
・・・そんなわけはない。
仕事をしていた大工さんが、屋根の上から顔だけひょいと出して
 「今の、怖かったぁ!」
と言った。

いいやん。
たまには怒っても。
posted by だだ at 18:33| いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

薄氷の下に

 「寒い!」
 「寒いな!」
が挨拶替わりだった朝。
寒いけど、
冷たいけれど、
とっても綺麗なものをみた。

氷の下の紅葉狩り。

薄氷の下に

池の氷はまだ薄い。
まだまだ冬は入り口序の口、
これからどんどん寒くなっていくんだろう。
posted by だだ at 19:04| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

秋、それは前奏曲♪

落ち葉は手紙。
季節からの手紙。
枝から離れておちるたび、冬の近づきを報せてくれる手紙。

なーんて、ポエムは、要らない。

紅葉もピークを迎えたら、あとはもう葉を落すだけ。
赤や黄色の派手な葉が、天の上から降ってくる。
あとからあとから降ってくる。
大雨みたいにざあざあと。

紅葉を掃き終えないままに。
手紙を読み終えないままに。
初雪、初霜、初氷。
みんないっしょにやってきた。
怒涛となって冬がきた。

・・・寒っ!!
posted by だだ at 22:05| いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

サンジのおひげ

おはようございます。
いろいろあったもんで、一週間ほどパソコン休んでみました。
お気遣い頂いた方、ありがとうございました。
一週間でだいぶ元気になりました。

頭がいっぱいいっぱいの時は、他のことが目に入らず、
心がいっぱいいっぱいの時は、美しいものを受け入れることができません。
秋の山々がすばらしい紅に染まっていることに、
私はほんの昨日まで気がつきませんでした。

だけど、愛猫のヒゲがカールしちゃってることには、気がついていました。
写真ではわかりづらいのですが、ヒゲの先が縮れてしまっています。

サンジのおひげ

・・・どうしたの、そのヒゲ?

 「台所でお鍋をのぞいてたら、焦げた」
と、母。
 「髪の毛が焦げるみたいな臭いしてたわー」

ヒゲの半分にはくるくるパーマがかかり、
ばっさりとショートカットになってる部分もありました。
猫にとってヒゲは大事な感覚器官だと思うのですが。
そんなに鈍臭くて、大丈夫なのかサンジ。
posted by だだ at 20:45| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

性格

仕事仲間に
 「私はこんな性格だから無理」
と言われた。
 「一生、無理〜」
一生ときたか。
 「だいたいAB型にはこんなのは無理やねん!」
血液型で逃げる気か。

血液型だの星座だの手相だの。
私も占いは好きだけど、実はぜんぜん信じていない。
人間はぜんぶ別々の性格なのだし、
時と共に万物は移ろいゆく。
人間の性格だってきっと変わっていく。
 「子供の頃からまったく同じ」
ってのはただの言い回しで、実際にまったく同じ人間がいたら、怖い。

人間は変わる。
きっと変われる。
変わろうって思った瞬間にもう、その心が変わり始めてる。
・・・だけど時には、変わらないでいることも、大事なのだけど。
posted by だだ at 19:19| いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月07日

ご近所の草花(37)

友達から
 「『ジュウニヒトエ』って草、知ってる?」
ときかれた。
うん、知ってる。
野草だよね。
小さくて白いの。
 「それを姑が庭に植えてさー。
  ばっさばさに生い茂っちゃって」
へえー。
そんなに大きくなるモノなの?
 「大きいよー、もう、藪だよ。
  しかも今、紫の実が鈴生りになっててねえ」
紫の実。
やっと私は気がついた。
 「それ『ジュウニヒトエ』じゃなくって『ムラサキシキブ』じゃない?」
たしかに紫式部は十二単を着ていたかもしれないが。
ジュウニヒトエは春の花。
イメージは似てるけどぜんぜん違う植物だ。

・・・写真は、山で見つけた紫色。何かよく分らない。

むらさき
posted by だだ at 21:33| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

ひとりぼっちの空

空を見あげるのが好きだ。
だだっぴろーい空を見ていると幸せな気持ちになれる。
と言ったら、ある人に
 「一人でいるのが好きなんだね」
と言われた。

葡萄色の空

でっかい空から見下ろせば、すべてが些細なことになる。
でっかい宇宙のただなかで、人間は地球にひとりぼっちだ。
ひとりぼっちだから、人恋しい。
人恋しいから、優しくなれる。

・・・私はやっぱり、ヘタレの寂しがり屋かな。
posted by だだ at 18:37| 私の空 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

・・・タコ

 「晩ご飯にタコライスを作ろう」
と提案したら、母が
 「ちょうどいいわ。『素』があるのよ」
と嬉しげに出してくれた。
タコライスの素なんて家にあったっけ?と思ったが、
出てきたのはやっぱり



・・・たこ飯の素だった。
また次の機会にしようねお母さん。

やがて出来上がった夕飯を、帰ってきた父に
 「今夜はタコライスだ」
と言って出したら、父は黙々と食べていたが、その顔にはやっぱり
 「俺のには蛸が入っていない!」
と書いてあった。
面倒だから「ミンチ丼」とか言うておけばよかった。
posted by だだ at 22:18| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月03日

自慢のカラダ

 「君、いいカラダしてるねえ」
と、よく言われる。
うふっ、自慢のセクシーボディよ♪
キュッ・ボン・キュッ!
というわけではなくて。
 「いかにもアスリートの体型だねえ」
 「陸上やってるんでしょ?」
 「その体型は短距離? 長距離? あ、駅伝?」
面倒くさいから
 「走り幅跳びです」
とか言うておく。

近頃ろくな話題がございません。
朝起きて働いて寝るだけの生活に嵌っておりました。
毎日3万歩くらい走っております。
そろそろハーフマラソンくらい出られるかもしれない。
さっきは同僚からこんなメールがまわってきました。
 「明日の午後、妖精がきますのでヨロシク」
きたか。
妖精か。
フェアリーか。
きっと「要請」って書きたかったんだろな。
みんな疲れてるなー。
明日はやっと平日だ!
posted by だだ at 21:43| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月02日

J君のホンネ

アルバイト学生・J君は笑顔のいい男の子だ。
どんな仕事を頼んでもニッコリ笑って引き受けてくれる。
爽やかに微笑んで
 「大丈夫ですよ」
って言ってくれる。
可愛い笑顔に癒されると、J君は職場のアイドルだった。
はずだったのだが!
同僚の一人がバレーボールをやっているという話になって。
J君はあの、爽やかで可愛い顔でニッコリ笑ってこう訊いた。
 「ああ、オバサンバレーですか?」
・・・ママさんとオバサンの間には大きな違いがあるのだと、
本日二十歳のJ君は思い知ることになった。

posted by だだ at 18:33| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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