2008年07月07日

猫とオヤジ

 「これ以上、猫なんか飼わないぞ!」
うちのオヤジはずっと言ってる。
死に別れるのが辛いから。
あんな悲しい思いをするくらいなら、もう猫なんて飼いたくない。
だからアジャリを初めて連れてきたときも、
サンジを家に入れたときも、
 「俺は絶対、嫌だからな!」
と言って。
オヤジは猫から目をそらしていた。
なるべく近づかないように、
なるべく触らないように、
なるべく情がわかないように。

だけどぜんぜんダメなのだ。
 「なんだコイツ!
  ジャマだぞ、この!この!
  どっかいけお邪魔猫!」
口では叱り。
顔では微笑み。
すぐに遊んでやってしまう。
怖い顔は2日ともたない。

そんなオヤジが
 「『トイザらス』に行かなアカン」
と言い出した。
トイザらス?
おもちゃ屋さんに何の用?
 「『ネズミ』を買わなアカン!」
・・・ネズミ。
糸の先にプラスチックのネズミがついた猫用おもちゃである。
サンジの大好物だが、先日遊びすぎて壊してしまったのだ。

ネズミを買いたいのはわかった。
でもお父さん。
『トイザらス』に猫のおもちゃは売ってないよ。
子供のおもちゃを売る店だもん。
と言うと、オヤジはちっとも納得できないという顔で
 「でも・・・でも・・・」
と口ごもっていた。
気のきいた言葉のひとつも出ない口下手のオヤジだが、
・・・でも、サンジも子供やもん。
顔にそう顔に書いてあった。
・・・俺の子やもん。

サンジの肉球

子猫のサンジが我が家にきて1ヶ月あまり。
病気もすっかり治って体重は1.5倍に増え、
大人の歯も生えそろいました(たぶん)。
先月まで野良だったなんて信じられないくらい、
完璧にインドアな猫になっています。
 「お外はもう堪能したから、家にいたいんだね」
と言われていました。
それでもいまだに、頭上から手をのばして触ろうとすると
ビクッと逃げることがあります。
野良時代に怖い思いをして染み付いた記憶なのでしょうか。
怖い記憶を忘れさせ、幸せな思い出をもっともっと作ってやるためにも、
・・・ネズミを買ってこなくっちゃ(ペットショップで)。
posted by だだ at 23:27| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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