2009年04月21日

迷子

赤いランドセルを背負い。
姪の椿が小学校へ行く。
ついこのあいだ生まれたばかりなのに、もう1年生だなんて。
早いものだ。

赤いランドセル

今朝は、私が玄関先までお見送りをした。
 「いってらっしゃい!」
 「いってきまーす」
元気に歩きだした椿。
ふと振り返って、ちいさな声で尋ねた。
 「わかんない」
わかんない?
何が?
 「学校の行き方わかんない。
  学校、どっち?」
隣の家を曲がったら、もう学校だよ!
小学校は本当にすぐそこで、家のナナメ向かいと言ってもいいくらいなのだ。
しかも通い始めて5日目だ。
それをわかんないといわれて戸惑った。
椿はもっと戸惑った顔で歩きだした。

ほどなく判明したところによると、
小学生は全員「登校班」のメンバーといっしょに集団登校を義務づけられているらしい。
椿はそれを無視して一人で登校してしまったらしい。
あとでこってり叱られた。
 「どうして一人で行っちゃったの!
  登校班のお姉ちゃんたちは椿をずっと待っててくれたんだよ!」
 「だってだってだってぇー」
椿はワンワン泣きながら言った。
 「だって、わからなかったんだもん」
 「何が!?」
登校班の待ち合わせ場所(家の裏)が。
分らなかったんだそうだ。
・・・学校へ通いはじめて5日目で。
大丈夫かコイツ。
 「もう、あんたって子はー!」
母親はおおげさに子供を抱きしめた。
 「本当に方向音痴なのねー!」
いいやん。
方向音痴でも。
生きていける生きてける。
これからいっぱいオモロイことあるで。
道草、わき道、迷い道。
遠まわりの人生、楽しもうな、椿。

・・・ちなみに私も1年生のとき、
校門まではたどりついたものの校舎の入り口が分らなくてワンワン泣いた覚えがあります。
posted by だだ at 20:41| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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