2009年09月07日

呪縛

久しぶりに。
宝塚まで。
大劇場まで。
行ってみたけど、また観られなかった。
今回はチケットカウンターまで行けたんだけどなあ。
必ず私の観劇を邪魔するやつがいるのです。
『宝塚観れない呪い』をかけられてるのかもしれません。

仕方なく、ひとりぼっちで去る花のみち。
去ろうとした時。
まさにその時。
人波が動いた。
ファンが動いた。
若い子が一眼レフ持って矢のように駆ける。
楽屋口付近のおばさんたちは駱駝のように首をのばす。
遠くのほうで空気がざわめき、
 「・・・来た!」
花の道は控えめな期待と緊張につつまれる。
お付きのひとが壁沿いにさっと身を屈めて構える。
ファン集団がそれに従う。
一団を率いてやってくるのは、

ああ。
セナさんだ。

黒い髪と黒いジャケット。
シンプルな秋色の服装だ。
待ち構えるカメラをかわし、うつむき加減で歩いていく。
曲がり角で下級生とすれ違う。
若い娘役さんがファン軍団の行列に巻き込まれ、しばし立ち止まる。
セナさんはすぐに見えなくなった。

私もついこのあいだまであの中にいたのだ。
スターを待ちわびるファンの中に
楽屋口で熱狂するファンの中に
カメラをもって走り回るファンの中に、つい、このあいだまで。
呪縛から逃れられたら、またあの中に戻れるのかな。
もとの私に戻れるのかな。
戻りたい気持ちはちゃんとあるのだ。
・・・ただ、それは今の私にとってプラスになることなのだろうか?
posted by だだ at 23:49| 宝塚? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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