2009年09月15日

二度と行くか、ボケ!

タイトルに惹かれた。
キョーレツに惹かれた。



 『インドなんて二度と行くか!ボケ!!

そのとおりだ!
よく言った!
勢いでそのままお買い上げ。
あっという間に読んじゃって少しもったいない気もしたけど
涙を流すくらい笑いころげたので結局は良い買い物だったと思う。

インド旅行記にありがちな、ガンジス河畔で考えた哲学とかは無い。
必死で生きる人々の姿に感動したりとかも無い。
この本にはヘナチョコ旅行者とインド商人との戦いの記録が綴られているだけだ。
旅慣れない旅行者がインドを訪れたら
 「どうすれば身ぐるみはがされずに脱出できるのか」
に必死にならないといけない。
近づく者はみんながグルになった詐欺師か泥棒、あるいは強盗。
インド人とのやりとりは、まさに死闘なのだ。

あまりにも共感が多すぎて、
・・・まるで、私自身の旅行記を他人に書いてもらったかのようだ。

インドを初めて旅したことを覚えている人なら、
みんな同じ気持ちになれるだろうと思う。
みんな同じように戦ってきたはずだから。
リクシャー、旅行会社、土産物屋、宝石屋、ファクトリー。
そうそう!
そうなのよ!
この手口、この手口!

読み進むうちに、
 「このオッサン、会ったことある!」
なんて人まで出てきた。
ライババの占いを勧誘してくる男だ。
私も誘われたけどお金高そうだから断ったんだ。

とてもくだけた文体で、
文章というよりお笑い芸人のトークに近い雰囲気だ。
カツアゲ王国インドを赤裸々に描いた旅行記には
 『インドなんて二度と行くか、ボケ!』
という威勢のいいタイトルがついているが、その下には
小さな文字でサブタイトルが書いてあった。
 『…でもまた行きたいかも』
そう。
それがインドの困ったところなのだ。
posted by だだ at 19:44| 本と映画とテレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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