2009年10月17日

信じてください

今朝、すごいことがあった。
あんまりすごいので、興奮して、同僚達が出勤するなり片っ端からつかまえてしゃべりまくった。
・・・ねえ聞いて!
今朝、すごいものを見てん!
なんだと思う?
白いタヌキだよ!

 「ふーん」
 「へー」
 「野良犬じゃないの?」

誰にも信じてもらえなかった。
こうして朝一番の『すごいこと』は『すごい悲しこと』に変わった。

でも、本当なのだ。
まだ真っ暗な朝4時半に、山の麓を走っていたら。
真っ白な動物が前を横切ったのだ。

最初は猫かと思った。
が、骨格がまったく違う。
次は小さな犬かと思った。
が、足は短く歩き方も違う。
イタチにしては胴が短い。
キツネにしては尻尾が短い。
アナグマにしては顔が丸い。
あのコロコロしたお腹は、絶対にタヌキだ。

タヌキは本当に真っ白だった。
薄茶とかベージュとか白っぽいとかではなく、真っ白。
闇夜に浮かぶ光キノコのような。
きっとアルビノなのだろう。
ヘッドライトの光からはずれてもまだ白く浮かびあがる白だった。

白いタヌキは畑の方から現れて道路を横切り、山へ、深い茂みへとごそごそ入っていった。
その山は、古い神社のある山だ。
八幡様のお使いかもしれない。
ホワイトタイガーみたいに幸運のしるしかもしれない。
今日はきっと良いことがあるぞ!
・・・と思ったけど、とくになんにもなかった。
posted by だだ at 21:09| いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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