2009年10月29日

少数派

体育会系な職場のせいか、同じ趣味をもつ仲間がいない。
同僚達にとって「本」とは通販カタログかパチンコ必勝本のことだし
「ネット」に携帯メール以上の利用法を見出すことはない。
私が
 「お寺めぐりをしてキレイな仏像を拝みたい。
  興福寺の阿修羅に会いたいなあ」
なんて言おうものならいっせいに
 「エライもん見るねんなー!」
と目を丸くする。
だから、自分がここでは少数派であることは知っている。
けれども
 「なんで旅行なんか行くの?
  お金がもったいないやん」
と言われた時にはびっくりした。
彼は本心から不思議で質問しているのだ。
 「乗り物にのせられて移動してるだけでしょ?
  綺麗な景色なんてテレビでなんぼでも見られるやん」
価値観はひとそれぞれ、と言うのは簡単だけれども。
私はこう答えた。
 「打ち上げ花火をテレビで見ただけで満足できる?」

テレビのおかげで世界中の風景を見ることができる。
旅行記を読めば追体験もできるかもしれない。
たしかにそっちの方が楽だしお金もかからないだろう。

だがそれは他人の目でみた世界でしかない。
私は誰のものでもなく自分の目で世界を見たい。
自分でバスのチケットを買って、
自分の靴で大地を踏んで、
自分の耳で風の音をききたい。
そして何より、自分の舌で美味しいものを食べたい!
 「でも、何かあって殺されるのも自分やぞ?」
・・・えっと。

日本にいても死ぬときは死ぬ。
むかし飼ってた猫のアンジーみたいに家のなかでも事故で死ぬ。
私がアンジーの運命を変えられなかったように、誰にも私の運命を変えられない。
だから私は自分の足で、自分の旅を歩いていくよ。
posted by だだ at 21:15| いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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