朝がだんだん遅くなる。
このあいだまでは綺麗な朝焼けを眺めながら出勤していたのに。
今では6時をまわるまで日が昇らない。
曇り空の日、出勤して車を降りたら、思わず歌ってしまったよ。
♪ 闇が広がる
人は何も見えない
たしかになんにも見えねーよ。
真っ暗闇が広がるばかり。
駐車場から通用口まで、いつもは懐中電灯で照らして行くのだが
この日は持っていなかった。
闇の中をあるくと鹿や猪にひかれる危険があるので(本当)
お月様が雲間から姿をあらわすのをじっと待っていた。

(月光にうかぶ木を撮ってみた。見えるかな?)
闇があるから光がみえる。
月光をあびながらひとり歩くのは、私も山の動物になったような、闇夜に解き放たれたような、いい気持ちだった。