2007年08月29日

何かがそこに

怪談をするつもりはない。
怪談ではない・・・つもりだが。
ちょっと変な話だ。

姿の見えない「何か」の気配を感じることがないだろうか?
それは昼寝をしている猫かもしれないし、ただのゴキブリかもしれない。
でもひょっとしたら、もっと別の、不思議な「何か」かもしれない。
そんな瞬間。

仕事仲間には内緒だけれど。
常にいつも「何かいる」スポットがある。
森のはずれの開けた場所だ。
木陰なので空気が湿気ているけれど、みんなよく通るし所だし、小鳥は巣をつくってるし、べつに怖いところではない。
・・・怖くはないのだが。
ただいつも、「何か」がいるのだ。
いや、アナグマじゃない。
小鳥でもウサギでも鹿でもない。
もっと意識のある何か。
姿のない何かが佇んでいる。

別に嫌な感じは受けないのだけれど。
なんとなく近づきにくいような、邪魔してはいけないような空気があって。
変な話だけれど、その森に近づくとき私は心の中で
 「お邪魔します」
なんて呟いてしまうのだ。

今日も仕事でそこへ行ったら、やっぱりそこに「何か」居た。
今日はとびきり気配が濃かった。
私はそれの視線を感じ、今にもそれが話しかけてくるんじゃないかという気までしてきて、思わず
 「探し物にきたんですが・・・」
と答えていた。

そのとき、風が吹いて。
微風が吹いて。
木が揺れて。
ざわざわと葉ずれの音に呼ばれたように振り向いたら、そこに探していたものが!

もうね。
ありえない。
偶然にしてもありえない。
でも、あったんだよ。
ちっちゃな木のウロの中だった。
森の木が抱えこむように隠していたものを、私は見つけたのだ。
 「よく見つかったもんだ」
とお客さんもびっくりしていたけれど、
私自身が一番びっくりしていた。

・・・びっくりしすぎて、お礼を言いそびれた。
そこまで考えてちょっと不思議な気持ちになった。
何にお礼を言うつもりだったんだろう、私?


引いちゃったらごめんなさい。
posted by だだ at 18:26| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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