2008年01月06日

天切り松

去年は節約のために
 「本を買わない!」
と決めていた。
 「1冊も買わない!」
かわりに図書館で借りて読む!
・・・そう、決めていたのに。

図書館で借りて読んだら、どうしても手元に置きたくなっちゃった本がある。
浅田次郎。
天切り松闇がたり(第1巻)


話が良いとか泣けるとか、それもあるけどそれよりも。
まず、語り口がいい。
さくさく読んでおいしい文章。
読んでも読んでも疲れず飽きず。
いなせな江戸弁が物語の中を痛快に駆け抜ける。

登場人物の声がすぐそこにいるかのように聞こえ、
細部までがくっきりと見えるのも楽しい。
まるで映画を見ているような、それとも芝居を観ているような、
そんな気分にさせられる。

妹が
 「飛行機の中で読む本、ない?
  なるべく読みやすいやつ」
と言うので貸してやったら、帰国後すぐに
 「続きが読みたいから買ってよ!」
とせがまれた。
活字の苦手な妹がそんなことを言うのは初めてだったので(たいてい1巻でリタイア)、4巻ぜんぶそろえてやった。
 「ゼッタイ返してよ」
と言いながら。

節約目標は果たせなかったけど、楽しい本に会えたから、いい。
浅田次郎はやっぱりすごい。
posted by だだ at 00:34| 本と映画とテレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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