2008年01月08日

絵本

私は子供の頃から絵本が好きじゃなかった。
話が短くてすぐに終わってしまうからだ。
物心ついたときにはすでに絵より文字のほうが好きで、
いつでも長いお話を読みたがっていたからだ。

だけどこの年になって、子供に絵本を読んであげる側になって、
絵本の楽しみ方がちょっとわかってきた気がする。

まだまだ絵本が大好きな姪っ子と読むうちにハマってしまったシリーズがある。
『バムとケロ』だ。

バムとケロのにちようび

やんちゃなケロちゃんと、しっかりもののバムちゃんの暮らし。
絵がもうとにかく可愛くて。
可愛くて可愛くて可愛くて。
可愛いだけの本なんて、昔の私なら何の魅力も感じなかったかもしれないけれど。

私はこの本を何度も読んだ。
何度も何度も何度も、せがまれるからだ。
読み終わったとたんに
 「もう1回!」
 「あと1回だけ!」
 「これで最後だから!」
と、エンドレス。
すると不思議なことに気がついた。
読むたびに新しいことを見つけられる。
どこかしら今まで見落としていたことに気がつくのだ。
それはほんとにささやかなことで、
小さなネズミの表情だったり、
ケロちゃんの描いた絵だったり、
シャンプーの柄だったりするのだが、
それを子供と2人で
 「おもしろいね!」
と笑ってうなずきあえるのだ。
絵だけではない。
描かれていないソファの裏とか、
お風呂の栓とか、
ケロちゃんの今の気持ちとか、
隅っこではばたいてる蛾の気持ちとかについて、
いくらでも想像をめぐらせることができる。

それは絵本の好きな人には当たり前のことかもしれないけど、私は今までぜんぜん知らないことだった。
絵本にこんなに「行間」があるなて、思いもよらなかったのだ。

読んでも読んでもおもしろい『バムケロ』のシリーズを、ぜんぶそろえてやろうと思った。
それで
 「こんど私が椿の家に行くとき、お土産に持っていくね」
と約束をした。
姪っ子はもうじきオーストラリアの家に帰ってしまうから。
3ヵ月後の楽しみができた。
posted by だだ at 22:37| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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