大きな缶の中に、走るアンパンマン号とか、ばいきんまんのお店屋さんとか、
名犬チーズのぬいぐるみとかがたくさん入っていた。
子供にとっては宝の山。
椿は狂喜乱舞した。
そして真っ先に、「しょくまんまん」の人形を抱っこすると、ちゅーっとキスした。

↑ 食っているのではない。念のため。
「やっぱりアンパンマンは別格なんだね。
昨日USJに連れて行ったけど、スパイダーマンはあんまり好きじゃないみたいだった」
「・・・まあ、クモだしねえ・・・」
てな会話を聞きつけた椿。
やおら
「すいーまん(スパイダーマン)こわい! しょくまんまん、つおい!」
と叫んだかと思うと、
しょくぱんまん人形でスパイダーマンの絵入りクッキー缶(昨日のお土産)を叩きはじめた。
がん! がん! がん!
ものすごい勢いで、人形で缶々を打ちつける。
「しょくまんまん、つおい! すいーまん、こわい!」
がん! がん! がん!
・・・憎しみがこもっている。
しょくぱんまん様でスパイダーマンをやっつけているらしかった。
スパイダーマンはよっぽど嫌われたようだ。
だが、しょくぱんまんは布の人形。
スパイダーマンはスチール製の缶だ。
だんだん変形してきたしょくぱんまんは、ドクターストップにより救出されたのであった。
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余談だが。
スパイダーマンの絵はクッキー缶のフタに描かれていた。

この写真では分かりにくいが、立体的な凸凹をつけて、浮かびあがらせてある。
凝ったつくりだが、フタの裏を見て気が抜けた。

・・・なんか、裸みたい。



