2008年02月05日

睡眠薬

先日、旅行前のことだが、胃をこわした上に風邪までひいて、
ウエウエ言いながら
 「今すぐ胃袋を治してください!」
と病院へ行った。
医者は
 「ありえへん」
と言いながらも薬をだしてくれた。
 「眠くなる薬だから気をつけてね!」

風邪薬とか。
バファリンとか。
睡眠導入剤を飲んでいた時期もあった。
眠くなる薬なんて慣れっこだ。

そう、私は完全に高をくくっていた。

その日の夕方は宝塚を観にいった。
新人公演。
1度きりしかない公演で、ずっと楽しみにしていたのだ。
胃は痛いけど舞台は観たい。
もらったばかりの薬をのんで、いざ出陣!
すると・・・。

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劇場に着いた頃には薬が効いていた。
お医者さんが言ったとおり、
いやそれ以上の効きめだった。
「眠くなる」なんてものじゃない。
意識朦朧。
眠くて眠くて立っていられず、ロビーのソファに沈み込む。

なのに開演5分前の音楽『すみれの花咲く頃』が流れめると、
ちゃんと目を開けたのだから、自分でも凄い条件反射だと思う。

席まで行って、
座って、
寝た。
新人公演で初めて寝た。

新人公演で寝るなんて!
それはたとえばピアノの発表会を見にいって、自分の子供の番がきたら寝てしまうようなものだ。
ほんま、ありえない。
ほんま、ごめんなさい。

でも、ずっと寝ていたわけでもないらしい。
らしい、というのはまったく記憶にないからだ。
半眠りで動いていたので、
どこでチケットを買ったのかも、
どこの席で観たのかも、
ぜんぜん覚えていないのだけど、
幕が降りたあと書いた感想メモがちゃんと残っている。

ミミズの這ったような字だ。
学生時代のノートにいっぱい残ってる字。
判読できたのは数行だけだった。

 ・ れんじょうくんはじょうずだった
 ・ さおうくらまがうたいだすとみらいゆうきの声がでた
 ・ 小ちゃいおとづきけいがいた

主役さんがとても気に入ったらしい。
さおうくらまくんの歌い方がみらいさんに似ていたらしい。
3番目がよく分らない。
自分で書いたくせに分らない。
小さいおとづきけい、ってなんだろう・・・。
そして最後にこんなことを書いている。

 ・ だごじるがへんでわらへた

だごじる。
団子汁か何かか。
わらへたのか。
笑えるのはおのれ自身の姿であろう。

大事な公演で寝てしまった罰はあたった。
翌々日ベトナムで、やっぱり薬を飲んだせいでタクシーの中で眠りこんでしまって、その隙にメーターに細工をされてけっこうな金額を騙し取られた。
(詳細は「たびねこ」にて)

かくも薬は恐ろしい。
posted by だだ at 22:56| 宝塚? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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