2008年03月10日

図書館の誘惑

小学校へ入学してはじめて図書室に入った日の驚きを覚えている。
窓の光を遮るくらい、ずらりと並んだ背の高い本棚。
どっちを向いても本・本・本。
田舎には図書館なんて贅沢なものは存在してなかったし、
本屋といえば、祖父が営む20坪のちっちゃな書店しか知らなかった。
小学校の図書室にはどうみても「おじいちゃんの本屋さん」の数倍の本がならんでいた。
すごく興奮して、
 「これぜんぶ読んでいいの?
  どれでも読んでいいの?」
そんなことを先生に質問した記憶がある。
生まれてはじめて目にする宝の山だった。

高校生の頃には友達はみんな図書館で勉強していたが、
私にはどうしても無理だった。
誘惑が大きすぎたからだ。
本は異世界への扉。
ページをめくると別の世界があらわれる。
知らない人と出会えるし、
外国にもいけるしタイムトラベルもできる。
まだ読んだことのない本が、
まだ見たことのない物語が目の前にならんでいるのに(しかもタダなのに)、
そんなところで数学の勉強をするなんて。
ディズニーランドで勉強をするようなものじゃないか!

大人になってもどうも成長できない私。
昨日も図書館から「予約取置きのおしらせ」メールが届いたとたんに気もそぞろ。
 「すいません定時で上がります!」
仕事の後片付けをほっぽりだして閉館間際の図書館に駆け込む始末。
私は熱心な読書家でもないので、そうたくさんの本は読まない。
それでもやっぱり図書館は手軽なアミューズメント・パークだし、
新しい本との出会いはどきどきするものだ。

ちなみに、うちの図書館では『赤と黒』は3冊とも貸し出し中だった。
『愛と死のアラビア』の原作『血と砂』もぜんぶ貸し出し中だった。
わが町にも宝塚ファンがいるんだなあと思った。

ついでに『鹿男あをによし』を予約してみたら48人待ちだった。
まわってくるのは・・・1年後だ・・・。
posted by だだ at 20:47| いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。