2010年09月20日

ご近所の草花(66)

ミゾカクシ:溝が隠れるほど繁茂する草。

草が茂って、溝が隠されてて、
それに気づかずに足をズボッ・・・ていう、落とし穴草?

ミゾカクシ

隠さなくってもいいけどさ、
埋めてほしい「溝」ならたくさんあるよ。
posted by だだ at 17:45| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月06日

ご近所の草花(65)

近所の池が、半分ちかくまで縮んでいた。
酷暑で干上がったのだ。
池のほとりに三脚と望遠レンズを立てて構えているおじさんに出会った。
何をしてるのですか?
 「鳥を待っているんだ。ミサゴとかね」
この暑さで鳥たちもバテているのだろうと思う。
縮んでしまった池に、今は鳥の影はひとつもない。
2時間後に帰るときもまだおじさんは待っていた。
来るかどうかもわからない鳥を
じっと待ってるおじさんはなんて忍耐強いのだろうと思った。

その池のほとりで見つけたのがこの花だ。

アメリカタカサブロウ

名前をしらべて驚いた。
「タカサブロウ」!
誰やねん、タカサブロウて。
どこのおっさんの名前やねん。

日本に昔から生える「タカサブロウ」はめっきり減って
現在、関西でみられるのはほとんどが外国生まれの「アメリカタカサブロウ」だという。
 「日本男児の危機だ」
と言ってる人がいた。
その言葉に、なんとなくカメラを構えてたおじさんを思い出した。
灼熱の太陽のしたで大汗をかきながら
粘り強く待ちつづけていたおじさん。
・・・頑張れ、日本男児。
posted by だだ at 14:57| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

秋の気配

まいにち暑くて
暑くて
暑くて。
「いつになったら涼しくなるんだろう?
 もう8月も終わるのに
 ちっとも秋が近づかない」
そんな言葉を耳にした。

都会のひとは気がつかないのだろうか。
サルスベリが散りはじめている。
コオロギが鳴いている。
今日は
青い柿の実が生っているのを見つけた。

青い柿の実

まいにち暑くて
暑くて暑くて
それでもちゃんと
次の季節の準備はすすんでいるのだ。
posted by だだ at 23:52| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

ご近所の草花(64)

駅まで歩いていく途中、
田んぼの端に白い花がたくさん咲いていたので
近寄ってよく見ようと思った。

花は、乾ききらない泥の中に咲いていた。
近づけば足をとられるだろう。
サンダルが汚れるな、と少し思った。
・・・今からお出かけなんだけど。

でも、サンダルよりも、私には花のほうが大事だったので
ずぶっと泥の中につっこんだ。
なんか楽しかった。

かっこ悪いとか
普通じゃないとか
ひとから何か言われるとか
そういうことで楽しみをあきらめてしまうのはイヤだ。

世界は美しく
人生は楽しい。
誰が何を言おうとも。

この花は、たぶん、アギナシ。

アギナシ

小学生の子が自殺をしたと新聞に載ってた。
たったの8才だった。
posted by だだ at 18:45| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月17日

ご近所の草花(63)

どこかの庭からとんできて
どんどんひろがる白い花。

白い花

夏の太陽に灼かれても
大きな足で踏まれても
それでも
外に出たかった。
狭い庭に閉じこもっていたくなかった。

庭からとびだし野に咲く花は、とってもきれいだ。
posted by だだ at 18:09| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月11日

ご近所の草花(62)

悲しい気持ちを受けとって
心が揺れているときに
たんぽぽ見つけた。
元気に咲いてた。

たんぽぽ

すぐそばの道を、笑い声が通りすぎていく。
振袖姿の娘さんたち。
スーツ姿の若者たち。
成人式へ向かう人たちだ。
今日から大人になった人たち。
・・・昔のことを、また思い出した。

大人になれない私と
大人になりすぎてしまったあの子と。
私達の進む道はこんなにも離れてしまったけれど
2人の道がまじわるときに
いつかまた会えるだろう。
いつか、また。

1月なかばのたんぽぽは
大地からぐいっと顔を上げ、
町に背を向け咲いていた。
太陽を見つめて咲いていた。
posted by だだ at 14:22| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

ご近所の草花(61)

田舎道で、知らない花をみつけた。
運転中だったけど車をバックさせて見に行った。

ヤマラッキョウ

 「えーと、これはたしか、ヤマニンニクだ!」

調べてみたら違った。
ニンニクではなく、ラッキョ。
『ヤマラッキョウ』の花だった。多分。
・・・惜しいなあ。
私はニンニクのほうが好きやねん。
お腹すいてるときにレストランの前とか通って肉とガーリックの匂いが漂ってきたら、もう、たまらんよな。
あの匂いだけでガッツリいけちゃう。
食欲の秋を実感するわー。
って、この花は食べられへんから、どっちでもええワ。
posted by だだ at 21:30| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

ご近所の草花(60)

あるとき野に咲く花を見た人が
 「どうしてこんな花になったんだろう」
と呟くのを聞いた。
たしかに花の形って、よく見ればかなり個性的だ。
花びらのない花があり、形を偽る花があり、
昆虫を食べてしまう草まで存在する。
なるべく生き延びられるように
なるべく子孫をふやせるように
花たちは工夫をこらして形を変えてきたのだろう。
自然の力がもたらした進化だ。

コウヤボウキ
(花火のようなコウヤボウキ)

私の変化は、進化だろうか、それとも?
posted by だだ at 20:40| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

ご近所の草花(59)

同僚が怒ってた。
会社の理不尽に、利己主義に、媚へつらいに、
心の底から怒ってた。
 「あのアホ、ブッ殺すー!」
そうか。
とうとう殺るのか。
止めはしないぞ。

どこにでもいるものだ、憎らしい上司ってのは。
そして、どこにでも生えるものだ、毒のある草も。

アメリカイヌホウズキ

この花はイヌホオズキ。
ティム・バートンの映画『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』にも登場した毒草だ。
酷いときには呼吸困難を引き起こす。

ナイフなんかなくたって
拳銃なんかなくたって
人は、殺せる。
この季節の山にはトリカブトだってドクツルタケだって生えてるんだから!
・・・その気になればやれるけど、可哀想だから今は見逃してやろう。
あんたの命は私が握っているんだ、フッフッフ〜。

そんな軽口を叩きつつ。
今日も明日も乗り越えよう。
私たちの道は、いつも真っ直ぐに伸びているのだから。
posted by だだ at 20:54| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月22日

秋の食卓

どんぐり。
松ぼっくり。
イバラの実。
カキの実。
山は今、実りの季節だ。
小鳥たちの木の実をついばむ音がそこらじゅうから聞こえてくる。
リスも忙しそうに枝を走っていく。
なんだか美味しそうなので、彼らの食卓を写真に撮ってみた。
ふわふわのコケのうえに並べられた、森の秋ごはんだ。

パンみたい…

手前のキノコが、ちょっとパンみたいだ。
posted by だだ at 17:40| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

ご近所の草花(58)

昔、祖父が畑をやっていた。
ナスとキュウリとトマトを植えたらいっぱいの、小さな小さな畑だった。
 「人間は土から離れて生きてはいけないんや」
とお爺は言っていた。
でも子供だった私は虫が嫌いで汚れるのが嫌いで、お爺の言うことなんかちっともわからなかった。
畑仕事なんて面倒くさいよ。
お野菜はスーパーで買えばいいもん。

ある年、小さな畑の用水路いっぱいにピンクの花が咲いたことがあった。
 「わあ、お花畑だ!」
植物図鑑で花の名を調べたのはお爺だったか私だったか。
あの時と同じ花の群生を、近所の畑で見つけた。
ミゾソバだ。

ミゾソバ

今年私は生まれて初めて畑をやった。
自分でつくったキュウリを食べた。
 「人間は土から離れて生きてはいけない」
20年前の言葉の意味が、やっとわかったよ、お爺。
posted by だだ at 20:34| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月30日

ご近所の草花(57)

実りの秋がやってきた。
山にはいろんな実が実る。
赤や茶色や紫や。
食べられるものや、食べられないものや。
イガのあるのや皮のあるのや。

コブシは春に純白の花を咲かせるが
その実はだいぶ、えげつない。
初めて見た時は清楚な花のイメージとのギャップにびっくりした。

コブシの実

私と同じように驚いていた、同僚のコメントがまた忘れられない。
 「うっわ、ウ○コみたい!」
・・・品性のカケラもないな。
でもちょっとだけ、わかる。
posted by だだ at 10:41| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

車を停めて

夕焼けこやけの帰りみち。
田舎の路肩に車を停めた。
秋の花々がいちめんに咲いていたからだ。
萩やススキや。
オトコエシやフジバカマや。
茜色の空に花々のシルエットが浮かびあがる。

フジバカマのシルエット

地味だけど美しい眺めだ。
日本の秋って美しい。

しゃがみこんで花にカメラを向けていたら、
一台の車がUターンで戻ってきた。
窓をあけて
 「どうしたんですか!?」
と私を呼んだのは、同じの会社の人だった。
 「大丈夫ですか? 具合が悪いんですか?」
しゃがみこんで花にカメラを向ける姿が、
ゲロ吐いてるように見えたらしい。

大丈夫です。
ありがとう。

あんまり付き合いのある子じゃないのに
わざわざUターンして戻ってきてくれるなんて。
その優しさが嬉しかった。
明日あの子に会えたなら、
とっておきの野草ポイントを教えてあげよう(迷惑)。
車なら1秒で通りすぎてしまう景色のなかに
たくさんの花が咲いているんだよ。
posted by だだ at 19:26| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月19日

ご近所の草花(56)

花ふたつ。
仲良しこよしの花ふたつ。

花ふたつ

左の花は、ノヂシャかな?
posted by だだ at 21:32| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

白露

きらきらと輝くダイヤの首飾りよりも
じゃらじゃらと鳴る金の腕輪よりも
野の露のほうがずっときれいだ。

白露(クリックで拡大可)

太陽がのぼれば露は消えてしまう。
美しさはほんのひととき。
・・・私たちの命も、白露とおなじだ。
posted by だだ at 16:28| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

ご近所の草花(55)

 「うっわ、不細工やなー」
 「ちょっとキモい」
 「いや、だいぶキモい」
酷いこと言われた。
さんざんに言われた。
ヤマボウシの実のことだ。

ヤマボウシの実

不細工だけど、食べられるんだよ。
キモいけど、美味しいんだよ。
そう言っても誰も信じてくれない。
私がひとつ食べてみせてようやく
 「じゃあ、試してみようかな・・・」
一人がおそるおそる実をとった。
ぶつぶつのある皮をむき、オレンジ色の果肉を口にする。
 「甘い!」
びっくり仰天の声をだした。
 「バナナにちょっと似てる!」
ほら、言ったとおりでしょう?

不細工だけど。
キモいけど。
中身はとっても良い味だ。
自然に生まれたものだから。
外見なんて関係ないよ、ね。
posted by だだ at 19:44| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月18日

ご近所の草花(54)

近所のレストランでごはんを食べた、帰り道。
駐車場でフと気がついた。

あれっ、この花は!

ニラ?

この花は!

もしかして!

・・・ニラ?

韮!

もしかして、レストランの人がここで栽培してるとか?
そんでレバニラ炒めのニラが足りなくなってきたら
駐車場でちょいとむしって来るとか?

本当にニラかどうか自信はありませんが、可愛らしい花でございました。
posted by だだ at 22:51| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ご近所の草花(53)

お盆が終わり、
ツクツクホーシが青空を連れてきた。
暑っ!

青空とツリガネニンジン

残暑お見舞い申し上げます。

涼しげな鐘

本日の花はツリガネニンジン。
釣り鐘のようにぶらさがる、涼しげな青い花は
 「夏もあともう少しだぞ!」
と告げている。
同じ野原では、ワレモコウが控えめな赤い色を見せ始めた。
posted by だだ at 12:02| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

ご近所の草花(52)

ナツノタムラソウ

今日のお花は、ナツノタムラソウ。
よく似た花の、アキノタムラソウのほうがなんとなく有名。
名前の由来は不明らしいが。
 夏の田村草。
 秋の田村草。
・・・誰だよ、田村って?
やっぱり坂上田村麻呂か?
それとも麒麟の田村か?
いや、正和か。
正和だな。
本日8月1日は、田村正和の誕生日だもんな(マジです)。
ということで、この花は、正和さんの花ってことで。
posted by だだ at 19:00| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

ご近所の草花(51)

デカい植物って撮りづらい。
花を撮ったつもりが、ただの冴えない風景写真になってしまった。

s_RIMG2146.jpg

大きいものは2mを越えるタケニグサ。
力強い太い茎で大地に突き刺ささり、
天にむかってまっすぐ伸びる。
誰にも寄りかからず
誰に恥じることなく
風に流されることもなく。
威風堂々、おのれの生きたいように生きている。
なんとなくあっぱれな感じのタケニグサが、私は好きだ。
posted by だだ at 19:06| ご近所の草花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。