2010年10月16日

おばさんたち

日本のおばさんはよく働く。
びっくりするほどよく働く。

朝から晩まで仕事して
夜から深夜は掛け持ち仕事。
土日は別のアルバイト。
盆と正月は特別なアルバイト。
隙を見つけて家事をする。
ここ何年も年中無休。
睡眠時間は3、4時間。

「息子が法律の勉強をしたいっていうの。
 お金がかかるんよ」

いつでも笑って働いてる。

能力があり
バリバリ稼ぐOLもすごいけど
『誰でもできる仕事』といわれながら
コツコツ稼ぐ日本のおばさんたちを
私は
泣きたくなるような気持ちで尊敬している。
posted by だだ at 10:22| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

暑くなんかない

 「今年は暑いね!」
 「ほんっと暑い」
 「異常だね」
 「だけど今日はちょっとマシ?」

付き合いでそんな会話をするけれども。
実は、私。
まったく暑さを感じていない。
なんか平気。
ぜんぜん平気。
梅雨明けから毎日、自ら志願して炎天下の草むしりとかしてる。
放っておくと何時間でも外にいる。
汗はダラダラかいてるから
水分と塩分はちゃんと摂る。
 「夏らしくって気持ちいい。
  太陽が心地いい!」
なんて言ってる自分はおかしいんじゃないかと思う。

いや。
違うな。

暑くない、わけじゃない。
ただ、平気なのだ。
どうってことないのだ。
6月のインドで50度とかを経験してきたせいかもしれないけど
それよりも
昨年・一昨年と、暑さを感じる余裕がないほどの働き方をしたために
「暑さセンサー」が壊れてしまったのじゃないかと思う。

暑くない、わけじゃないんだ。
ただ、知ってるんだ。
本当に暑いということが、どんなものかということを。
暑ければ暑いほど
ゲーゲー吐くまで走ったあの夏を忘れることができず
暑ければ暑いほど
今でも夏の日差しの中で戦っているだろうかつのての戦友が思い出されて
・・・だからこれくらい平気、って思ってしまうんだと思う。
みんなは今も頑張ってるはずだ。
だから私も負けないように頑張るんだ。
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2010年07月05日

夜のファミレス

以前の仲間とファミレスで集まった。

再び会えた嬉しさと
昔に戻れぬせつなさを
すべて笑いでごまかして。

しゃべって
しゃべって
しゃべって
しゃべって
ラストオーダーの時間まで。

あんなにたくさんしゃべったのに
肝心のことを言いそびれた気がして
別れ際に夜の駐車場で立ちすくんだりもして。

言葉が役に立たないことは
十分に知っているはずなのに。

 「また会おうな。」
 「また会おう。」

時がすべての痛みを癒してくれてから。
posted by だだ at 02:08| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月08日

別れのチョコレート

年末に退めた会社の新年会によばれた。
行ってみたら、私の送別会になってた。

食べて。
飲んで。
笑った。
いっぱい笑った。

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2009年12月31日

卒業した

年末の定番で
 「2009年、どんな年だった?」
と質問をされたら
 「仕事してた」
という答えしか出ない。

走った。
走った。
むちゃくちゃ走った。
指示を受け、指示を出し、遂行しながらまた走る。

たくさん泣いた。
たくさん怒った。
たくさんたくさんケンカをした。
ほんとは、あんなこと、言いたくなかったのに。

心身ともに壊してしまって酷い年だったと思う。
だけど最高に密度の濃い1年だったとも思う。
たぶん一生懸命になりすぎただけで。
まわりの人に恵まれて、
たくさんの人からたくさんのことを教わった。
そして最後に、私はやりたいことを見つけた。

・・・そんな仕事場に、きょう、さよならしてきた。
会社はともかく、すばらしい山だった。

この山のことは何でも知ってる。
こがね色の太陽がのぼってくるところも
オレンジ色の夕焼けも
星屑でうめつくされた夜空も

朝、ホオジロがさえずる木も
アカモズのお気に入りの枝も
夕方になるとエナガが群れる林も
アカショウビンの鳴き声が響きわたる空も

リスが運動会をひらく森も
子ウサギがとびだしてくる藪も
鹿のつくった獣道も
食べられる木の実がいつ、どこに生るのかも
ウルシが生えてる危険地帯も
イバラがつくる白い城壁も
リンドウが青く輝くひみつの園も
彩のすばらしい紅葉がみられるスポットも

いちばん最後まで雪の残る斜面も
一年中、風のやまない頂上も
おもしろいほどこだまが返ってくる谷も。

最後の

いっぱいのありがとうを繰り返して、私は、この山から卒業した。
posted by だだ at 19:20| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

ダメになっちゃった

あと少し。
あともう2週間だったのに。
ついに私は潰れてしまった。

なんて私は弱いんだろう。
なんでこんなに弱いんだろう。
体も心も弱虫で
情けなくって
みんなに申し訳なくって
ぜんぶ自業自得なんだと
ビービー泣いていたら友達からメールがきた。

 「たった一度の人生だから、ワガママになっていいんだよ。」

そんな言葉にまた泣いた。


posted by だだ at 11:58| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月13日

あとちょっと

冬はキライだ。
一日が短くって困る。
すぐに暗くなって困る。
日の出前に仕事をはじめたはずなのに、
気がついたらもう日が沈んでいた。
いつの間に?
一日って早いな!
なんて思いながら、真っ暗闇のなかで仕事をしていたのだが
気がついたら寝ていた。
なぜか植え込みに突っ込んで寝ていた。
・・・いつの間に!?
コケたのか気絶したのか自分でもわかんない。暗すぎて。
体中に小枝が刺さってた。
葉っぱだらけになって帰ってきたら、仕事が遅いと叱られた。
・・・いやあ、ちょっとツツジと戯れていたもので。

 「あと少しの辛抱ですよ」
真っ暗闇のなかでバイト君がこっそり言った。
彼もまた今季かぎりで仕事を辞める。
 「あとちょっとで東京だ」
と若者が呟き
 「あとちょっとでケープタウンだ」
と私が返す。
遠い遠い、遠いところまで行ってやるんだ。
誰にも追いつけないように。
posted by だだ at 21:10| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月08日

忘年会

仕事場の仲間うちで忘年会をやった。
食べて飲んで
歌って笑った。
とても楽しかった。

アホみたいなこの会社で唯一にして最大の救いは、
仲間に恵まれたことだった。

どんな指示をだしても一生懸命に動いてくれた男の子、
私の悔しさを真っ直ぐに理解してくれた子、
癇癪を起こして暴れまわった時も静かに受け入れてくれた友達、
遠くからそっとフォローしてくれた兄さん、
そして誰よりも理解してくれた姐さん。
・・・私はこの人たちを置きざりにして仕事を辞めるのだ。
宴会の楽しさとせつなさは比例した。

カラオケのレパートリーに乏しい私は『となりのトトロ』の「さんぽ」なんかを歌ってた。

 歩こう歩こう 私は元気
 歩くのだいすき どんどん行こう
 坂道トンネル草っぱら
 一本橋にデコボコじゃり道
 くもの巣くぐって下り道

可愛らしいアニメの歌だが、同僚はわらって 
 「これ、だだちゃんのためにあるような曲だね」
と言った。
・・・うん。
私は元気に歩いて行くよ。
どんな道でも歩いて行くよ。
空をみあげながら
草花とたわむれながら
林の奥まで探検しながら。
歩いていくことを、みんなが許してくれた道だから。
・・・ともだちたくさん、うれしいな。
posted by だだ at 23:59| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

雑草でいいんだ

仕事をしてたら日が暮れた。
街灯もない。
星明りもない。
自分の手のひらも見えない真っ暗闇の夜がきた。

懐中電灯を灯しながら先輩と2人で歩いていった。
夜の山道を歩くのはほとんど肝試しみたいだ。
そこかしこに気配を感じるのに何も見えない。
歩き慣れた道が異世界に通じているような気さえしてくる。
スリルがあってわくわくした。
イノシシやクマが出てこないよう、大きな声で歌っていった。
歌が止んだとき、
 「会社はウチらを草みたいに思ってるのかな」
と先輩が呟いた。
 「抜いても抜いても生えてくる、雑草みたいなもんだって」
私たちは社長と呼ばれる人に会ったこともない。
だから彼らは、知らないんだろう。
私たちがこの山の中に生えてることを。
雑草とよばれ踏みつけにされる花々が、どんなふうに首をあげ、どんなふうに咲き誇っているのかを。
 「社員にしてやるといわれても、絶対に断る!」

枯れても美しく

世に、雑草という名の草はない。
posted by だだ at 21:32| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

なんか泣きたい

秋だ。
赤だ。
これでもかっていうくらい。

紅葉2009


もう、泣きたいくらいの赤色なんだ。


ヴィヴィッドな紅葉

紅葉の写真ってむずかしい。
どんなに見事な紅葉でも、燃えたつ炎の色でも、
カメラにおさめてみればただの赤になってしまうから。
ひとの心にうつる色とレンズを通した現実の色とでは
それだけ差があるのだろう。
正確で精密な一眼レフよりも、トイカメラのほうが心に近い。
posted by だだ at 20:25| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

気の毒な

道ゆくひとの中に見知った顔があったので
・・・あのひと誰だっけ?
尋ねたところ、その場に居合わせた同僚たちが
 「女優さんだよ!」
 「よくテレビ出てるひと!」
 「キレイだよねー!」
口々に教えてくれた。
 「昼ドラによく出てるよね。ご主人に浮気される役で」
 「そうそう、姑にいびられる役とか」
 「夜の2時間サスペンスでも見かけるよね」
 「殺したり」
 「殺されたり」
 「犯人だと疑われたりとか」
気の毒な役ばっかりだね。
 「そうそう、気の毒な人なのよー!」
で、そのひとの芸名は?
 「えっと」
 「えっと」
 「なんだっけ?」
結局、だれも思い出せなかった。
今でも分らないままだ。
役柄よりもそっちのほうが気の毒な気がした。
posted by だだ at 20:27| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

七!

届いた荷物をあいうえお順に仕分けする作業をしていると、
『七条さん』からの荷物があった。
「ひちじょう」だから「は行」に分けたら、先輩に怒られた。
 「それは『さ行』!」
『七』は関西では「ひち」、関東では「しち」と読む。
七条さんは関西人なのだから「ひちじょう」さんに決まっている!
先輩に反抗しかけたとき、振り仮名がうってあることに気がついた。
 『しちじょう』
なんでやー!
関西の裏切り者めー!!
posted by だだ at 18:00| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

流行

近頃どうも寝つきが悪い。
毎晩3時間くらいしか眠れない。
困ったなあ、と仕事場で相談したら

 「あら、私もよ」
 「私も」
 「私も!」

口々に同意する同僚たち。

 「1時間おきに目が覚めるんだよねー」
 「そうそう!トシのせいかなあ?」
 「私は毎朝2時には起きちゃう」
 「私はすぐ眠るんだけど、深夜にぜったい目が覚めて
  甘いもの食べてからでないと眠れなくなった」
 「わかるわかる。毎晩ひらかれるお菓子パーティ!」

なんだコレ。
みんながみんな眠れない人たちなのか。
不眠症が流行ってるのか。
流行りか。
そうか。
なら、仕方がない。
・・・のか?
ま、トシのせいってことで。
秋の夜長だ。
本でも読もう。
posted by だだ at 19:59| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

くたびれて

くたびれて

おちこんで

うつむいて

自分のつまさきを眺めてみた。

 「・・・あ、穴あいてるなこの靴・・・」

私の足

仕事用のシューズはミズノと決めています。
履いてることを忘れるくらい、足にフィットするスニーカー。
1日4万歩でも5万歩でも走ることができるし、
上り坂でも横斜面でもダッシュすることができる。
お客さんから「忍者」のあだ名で呼ばれるくらい。
私の相棒、魔法のスニーカーなのだ。
ミズノさんありがとう。
posted by だだ at 19:57| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

りんどう咲いた

今日は寒い一日だった。
氷雨がふって、日が照って
アラレがふって、日が照って
みぞれがふって、木枯らし吹いて。
明日には雪になるだろう。

こうして秋が更けて行く。
もうすぐ冬がおとずれる。

りんどう 2009年

りんどうが咲いた。
私がこの山でみる最後のりんどうだ。

しんどいしんどい秋の日に
青い陽だまりのような花をみるといつも救われた。
いつか私もりんどうのように
澄んで優しい文章を書きたいと思った。

・・・青い宝石、りんどう咲いた。
posted by だだ at 20:49| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

自分自身の人生を

仕事を「辞める」宣言してきた。
13年働いた仕事場を今シーズンいっぱいで辞める。
うちはいわゆるブラック会社だ。
今いる部署はとくに酷くて、歴代の前任者は体か心かその両方を病んで毎年辞めていっている。
同じ道は歩まないことに決めた。

決めるまで、何ヶ月も前から悩んでた。
異常に人手が足りないのは身にしみてるし、
まわりから頼りにされていることも知っている。
ここ2年は私にしかできない仕事(身体的に)をこなしてきたつもりだ。
だから辞めることは、仲間を裏切り見捨てることになるんじゃないか。
義務から逃げることになるんじゃないか。
そう思って悩んでた。
辛いことから逃げだすのは昔から私の悪い癖だから。

だけどこのままだと、私は私を磨り減らしてしまう。
いつかは心を病んで文章を書けなくなってしまう。
それは死んでしまうのと同じこと。
だから。
ごめんなさい、Eちゃん。
ごめんなさい、Oさん。

ふつう、このトシになれば結婚もするし子供も産む。
そうでなければ仕事に燃える。
しっかりと足元を固め、貯金をし、老後のことも考えはじめる時期だ。
家族の面倒も看なければならないし、その点はすでに現在進行形なのだ。
この不景気にちゃんとした収入のある仕事を辞めることがどういうことか、どんなに親不孝なことかは、一応は考えてわかっているつもりだ。
甘すぎると言われても仕方がない。
ごめんなさい、お父さん。
ごめんなさい、お母さん。
それでも私にはやりたいことがあるのです。

仕事を辞めても辞めなくても必ず後悔すると思う。
どっちにしろ後悔するのなら私は変化のあるほうを選ぼうと思う。
現在から逃げ出すのではなく、未来と戦うために。

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posted by だだ at 23:09| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

オージーのおかげで

仕事場に外国からのお客さんが来た。
オーストラリア人ご一行。
20名くらいだったろうか。
陽気なオージーたちは朝からゴキゲンで
 「Oh,fantastic!」
とか
 「Wonderful!」
とか、なんでかしらないけど叫んでた。
ところが我らスタッフは、全員生粋のジャパニーズ。
誰ひとり英語が話せない。
 「・・・・・・」
 「・・・・・・」
 「・・・・・・」
こんな静かな職場、初めてみた。
いくら田舎と言ったって恥ずかしい会社である。
しょうがないから私が出てってサバイバル英語で応対した。
上司が
 「だ、だださん英語しゃべれんの!?」
びっくりしてきくから
 「喋れません!気合です!」
と答えておいた。
会話は、心だ。
仕事は、気合だ。
だけど気合だけでややこしい説明をするのはかなり大変だったことは、上司には黙っておいた。

仕事が終わってから、いつも愚痴を聞いてもらってる先輩に言われた。
 「だだちゃん、楽しそうだったね」
ええ、楽しかったです。
白人と喋るときはテンションを上げていくのですよ。
オージーはとくに陽気だし。
 「それにしても、あんなに生き生きしてる姿、はじめて見たよ。
  あれがだだちゃんの本当の姿なんだろうなって思った」
・・・本当の姿。
何が本当の自分かなんて、今の私にはぜんぜん分らないのだけれど。

妹がオーストラリアに住んでいると話したらお客さんに喜ばれた。
 「僕はシドニーなんだけどブリスベンもいい所だね。
  あのあたりは海がすごく綺麗なんだ。
  そろそろ泳げるはずだから遊びに行きなさい、絶対に損はしないから!」
はい、行きたいです。
姪っ子に会いに行きたい。
カカドゥ国立公園も行ってみたい。
グレードバリアリーフの色を見たい。
エアーズロックを拝みたい。
あああ、旅行に行きたいよう!

また、旅に出たい病がでちゃいました。
・・・仕事中なのに。
posted by だだ at 19:21| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

嵐がくる夜

台風がくる。
台風がくる。
大きな大きな台風がくる!
戦々恐々として待ち受ける。
上司が命じた。
 「外に置いてある備品をすべて建物の中に入れろ!」
ゴミ箱・傘立て・消火器・バケツ。
ええと、まだ何かあったかな?
いそいそと働いていると、ごうう・・・と風が鳴った。
見上げれば、いつも写真に撮っている欅が夜の風のなかで枝を揺らしていた。

木は、逃げない。
どんなに過酷な嵐がきても、じっと黙って受け止める。
ひとつところを守りぬく。
長い長いあいだ。
・・・今夜の嵐も、頑張れ、欅。

皆様もお気をつけて。
posted by だだ at 20:01| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

耳を澄ませて

お客さまの落し物を探しにいった。
ブランドものの高価な時計だ。
 「5時ちょうどにアラームが鳴るから聞こえるはず!
  探してきて!」

聞こえる。
・・・はず。
ということで、5時10分前に言われた場所へ行ってみた。
山に入って目をとじる。
アラームを聞き分け、さまざまな山の「音」に集中するためだ。

虫の声。コオロギだ。
小鳥の声。シジュウカラだ。
ホオジロ。
カケス。
モズ。
アオゲラもいる。
大きな羽音をたてて枝にとまったのはカラスだろうか?
葉ずれの音。
風の音。
松葉がそっと落ちる音。
下草のささやき。
ススキのざわめき。
遠くをはしる小川のせせらぎ。
木漏れ日のきらきらという音まで聞こえてきそうな気がする。
そして、静けさ。
人間のいない森の静けさ。
この世界はなんと魅力的な音で満ちあふれているんだろう。

ブランド腕時計のアラーム音なんて、聞こえてきはしなかった。
posted by だだ at 00:00| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

インフルエンザ妄想

同僚が熱をだした。
けっこうな高熱だ。
普段なら「あっそう」で済まされるのだが、
こういう時期だから大騒ぎになった。
 「たいへんだ!」
たいへんだ!
たいへんだ!
新型インフルエンザだー!
 「ついに出たかインフル」
 「昨日、咳してるお客さんいたもん」
 「うちらも感染したかも?」
 「怖いなあ」
何人か倒れたら残った者の仕事が倍になる。
どうせなら、いちにのさん、で全員いっしょに倒れたい。
でもうちの会社のことだから
 「熱が40度あっても出勤しろ」
 「インフルエンザのことは誰にも言うな」
なんて命令が下されるかもしれない。
そうなったら
 「ストライキだ!」
 「労働者の権利を守ろう!」
みんなで立ち上がるのだ。
積もり積もったあれこれを労働基準監督署に訴えよう。
そこまで考えた。
本気で考えた。
覚悟をきめた。
そしたら。
早退した同僚が、病院に行ってきましたと報告メールをよこしてきた。
 「過労による発熱と診断されました」
そうか。
よかった。
インフルエンザじゃなかったんだ。
 「じゃあ、明日からバリバリ働いたら治るよな!」
と上司が言った。
・・・いや、過労・・・。
やっぱり一度ストライキやっとくほうがいいかもしれない。
posted by だだ at 20:52| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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