2009年02月28日

帰ってきた日常

帰りたくない。
本当に帰りたくないと願った旅の日々。
だったから今日は、本当に嫌々、仕事が始まるんだと思ってた。

だけどあんがい、そうじゃなかった。

オーストラリアの猛暑のあとだから、冬の寒さが心地よかった。
バンコクの排気ガスで真っ黒になったあとだから、澄んだ空気がおいしかった。

なにより、山がきれいだった。
空がきれいだった。
細やかな森の中のかそけき鳥の羽音。
小川のせせらぎ。
おだやかな暁。

私の住む国は、私の日常は、こんなにも美しい。

帰れる家があって
働ける仕事があって
顔を見たいと思う仲間がいて
私は本当に恵まれているのだと思った。

posted by だだ at 20:45| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月21日

仕事がない人、この指とまれ

今はとってもヒマなんだけど。
シーズン中、うちの職場はアホみたいに忙しい。
慢性的に人手不足だからだ。

だけど今年はチャンスかもしれない。
派遣切りとか。
内定取り消しとか。
世の中、就職難民がいっぱいいるそうじゃないか。
次の求人ではその人たちが来てくれるかもしれない!
今までになかった人材も来てくれるかもしれない!
 「それはないよ」
と同僚の言。
 「人気のない職種にはやっぱり人が集まらないんだって」
えー、なんで?
なんで来ないの?
仕事がキツいから?
時給が低いから?
家から遠いから?
それとも接客がイヤだから?
いや、そんなこと言ってないで働きにきて頂戴。

求ム!
イキのいい男子!
スポーツ万能女子!
資格は、接客ができること!(これがハードルなのか?)

福祉の現場もいつだって人が足りないらしい。
そりゃあキツそうな仕事だけど、
キツくない仕事なんて世の中にあるのだろうか?

仕事のありすぎる人と無い人と、
みんなで分け合って適当なくらい働けたらいいのにな。
posted by だだ at 17:59| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

2羽の小鳥

使われなくなった小屋の掃除をしていたら、
死んだ小鳥が2羽見つかった。
シジュウカラだ。
寒さしのぎでもぐりこみ、そのまま雪に閉じ込められたのだろう。
まるで温めあうように2羽並んで冷たくなっていた。
仲のいい夫婦鳥だったかもしれない。
2羽をならべてクヌギの木の下に寝かせた。
枯れ葉の布団をかけてきた。
小鳥たちがまた木の養分となって森に帰り、
木の実となって次の小鳥を生みますように。
posted by だだ at 17:43| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月29日

振りむきもせず旅にでる

 ♪ さよならは悲しい言葉と知るだけに
 ♪ さよなら言わずに別れたい。

そんな歌があったんだ昔。
 「さよなら言わずに別れたい。」
って、
言おうよ。
ちゃんと言おう。
人間、挨拶は大事だよ。
昔からこの歌を聴くたびに思ってたけど。

仕事場で、信頼し尊敬していたリーダーが、
朝きたら辞めてました。
どうやら彼女も「さよなら言わずに別れたい」クチだったらしい。
とはいえ先週あたりから「辞めるぞオーラ」を出していたので
私の方はどうやって別れを惜しもうかと考えていたのに
いきなり朝きたらいなくなってた。
宝塚でいうなら、集合日退団くらったファンの気分だな。

すんごい消化不良。

・・・しかし、レット・バトラーは台詞では「さようなら」って言ってなかったっけ?
posted by だだ at 19:49| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

遠ざかる背中

伝えたいのに伝わらない。
最後の最後の、最後まで。
ちっくしょー!
言葉が気持ちの邪魔をする。
もう2度と、今日という日は来ないのに。
もう2度と、また明日ねって言えないのに。
なんにも言えないまんまで別れた。
ありがとうって、ただそれだけを伝えたかったのに。

私の言葉はこんなにも無力だと
思い知らされても尚こんなところでボヤいてる。
私はどこまで馬鹿なんだろう。
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2008年12月04日

お客さまのコトバ

 「君はほんとによく働くね」
とお客様に褒められた。
 「こんなに働き者なのに、なんで嫁のもらい手がないんや?」
いや、貶されたのか。
 「独りだと楽しいことがありすぎて、
  嫁になんか行ってるヒマがないんです!」
胸を張ってそう答えておいたが。
・・・今年も1年、ときめくヒマなど無かったよ。
夕暮れを眺めながらいじけてみたり。

朝なのか夕なのか

それでも、笑顔いっぱいのお客さんから
 「少し早いけど、クリスマス・プレゼントをあげる」
と小物をもらった時は嬉しかった。
 「いつもありがとう」
すごくすごく嬉しかった。
posted by だだ at 23:22| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

星空

長い一日がようやく終わり。
仕事を終えた帰り道。
足を引きずり帰る道。
 「疲れたな」
 「しんどかったな」
ため息とともに見上げれば、
夜空は星で満ちていた。

金星。
木星。
カシオペア。
白鳥座のデネブに、琴座のベガ。
星座を結ぶ線のあいだは細かな星屑でびっしりと埋まり、
北極星なんか見分けがつかないほどだった。

あまりの美しさに、友達と2人、
ポカンと口あいてしばらく眺めてた。
やがて
 「今日も頑張って最後まで働いたから、これは神様からのご褒美」
と友達が言った。
だけどご褒美を打ち消すかのように、みるみる雲が湧いてきて
星空の半分も覆い隠してしまった。
どうやら明日は雨らしい。
posted by だだ at 19:25| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

冬を越えろ、鹿

野生の鹿なんて見たことがない。
と、母が言ってたから。
ちょっと写真撮ってみた。

冬を越えろ、鹿さん

見えたかい?
posted by だだ at 19:17| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

薄氷の下に

 「寒い!」
 「寒いな!」
が挨拶替わりだった朝。
寒いけど、
冷たいけれど、
とっても綺麗なものをみた。

氷の下の紅葉狩り。

薄氷の下に

池の氷はまだ薄い。
まだまだ冬は入り口序の口、
これからどんどん寒くなっていくんだろう。
posted by だだ at 19:04| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月03日

自慢のカラダ

 「君、いいカラダしてるねえ」
と、よく言われる。
うふっ、自慢のセクシーボディよ♪
キュッ・ボン・キュッ!
というわけではなくて。
 「いかにもアスリートの体型だねえ」
 「陸上やってるんでしょ?」
 「その体型は短距離? 長距離? あ、駅伝?」
面倒くさいから
 「走り幅跳びです」
とか言うておく。

近頃ろくな話題がございません。
朝起きて働いて寝るだけの生活に嵌っておりました。
毎日3万歩くらい走っております。
そろそろハーフマラソンくらい出られるかもしれない。
さっきは同僚からこんなメールがまわってきました。
 「明日の午後、妖精がきますのでヨロシク」
きたか。
妖精か。
フェアリーか。
きっと「要請」って書きたかったんだろな。
みんな疲れてるなー。
明日はやっと平日だ!
posted by だだ at 21:43| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月02日

J君のホンネ

アルバイト学生・J君は笑顔のいい男の子だ。
どんな仕事を頼んでもニッコリ笑って引き受けてくれる。
爽やかに微笑んで
 「大丈夫ですよ」
って言ってくれる。
可愛い笑顔に癒されると、J君は職場のアイドルだった。
はずだったのだが!
同僚の一人がバレーボールをやっているという話になって。
J君はあの、爽やかで可愛い顔でニッコリ笑ってこう訊いた。
 「ああ、オバサンバレーですか?」
・・・ママさんとオバサンの間には大きな違いがあるのだと、
本日二十歳のJ君は思い知ることになった。

posted by だだ at 18:33| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

激写

自分にとってはスゴイ出来事なのに、
他の人にぜんぜん理解してもらえないことがある。

今朝、奇跡的な一枚が撮れたので、
同僚たちに写真を見せてまわった時もそんなふうだった。

・・・ねえ、見てみて!

同僚 「これ何?」


大きい写真



・・・分りにくい? 拡大しよっか?



中くらいの写真



 「何なん?」



・・・まだ分らへん? アップにしよっか?



アップ!



 「それがどうしたん?」

いや、どうしたも何も!
鹿やん!
野生の鹿!

 「鹿なんかいっぱい居るやん」

そうだけど写真に撮るのは難しいのよ。
しかもこれ、運転しながら撮ってるの。
駐車場に入る手前の、
ものすごい急カーブ曲がりつつ片手でシャッターを押したのよ!

 「ちゃんと前みて運転しいや」

・・・はい・・・。



なんか悲しかった。
posted by だだ at 19:02| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月27日

目をつぶってでも、できない

ものすごくよく知ってる道を
 「目をつぶってでも歩ける」
なんて言うけれど。
あの慣用句はまったくのウソだ。

昨夜、とある事情があって、
ライトの壊れた車を運転しなければならなかった。
星もない。
月もない。
街灯なんて全くない闇夜の中を。
無灯火で進む。
おぼろに見えるのは、自分の足元だけ。
アスファルトの具合で現在地を知り、
カーブは勘で曲がるしかない。

すると、自分の手のひらのように知り尽くしている会社の敷地内が
まったく別の世界になった。
300mがむちゃくちゃ遠かったし、
なにしろむちゃくちゃ怖かった。
 「ギャー!崖だ!」
 「ギャー!落ちる!」
運転手と2人で遊園地の乗り物なみに叫びまくる。
 「ギャー!なんかいる!」
 「ギャー!ぶつかる!」
 「鹿だあーーー!」
藪からでてきた鹿が怪物に思えた。
 
灯りにたどり着いたときは嬉しかった。
心底ほっとした。
どんなに夜型人間でも、人間は夜行性にはなれない。
どんなに慣れた道でも「目をつぶって」は歩けない。
中途障害で光を失ったひとはどんなに大変なのだろうと思った。
posted by だだ at 19:47| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

うまく言えない

お礼を言うのが苦手だ。
すごく苦手。
いや、照れくさいとかじゃなく。
うまいこと舌がまわらない。
日に何百回も繰り返す、お客様への
 『ありがとうございました』
が、
 「ありがとゴザマシタ〜」
中国人系になってしまったり、
 「ありがとうございヤシタ!」
銀ちゃんになってしまったり。
4時を過ぎる頃には疲れが出て
 「ああああああ」
『あ』から先へ進めなくなってたり。
日本語って難しい。
お礼を言うのが難しい。
posted by だだ at 00:00| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

偏見

同僚が、私の仕事を褒めたつもりで、こう言った。
 「すごいねー!
  だださん、最近あんまりB型っぽくなくなってきたよ!」
どういう意味?
ねえそれどういう意味?
世の中のB型ぜんぶを敵にまわしてる?
 「いやっ、あのっ、そういう意味では」
口ごもった彼女はやっぱりA型さんだ。
もう、ええやん。
AでもBでもCでもDでも何型でも!
血液型本ってまだ流行ってるのかな?
posted by だだ at 21:48| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

雨あがり

嵐のような土日のあとに
ぽかんと空いた月曜日。
 「ヒマですね」
 「ヒマですねえ」
ブレンディのCMみたいな一日だった。

晴れたね

ヒマだから、旅行の話ばっかりしてた。
 「ほんとにだださんは旅行好きだねー。
  しかもハワイじゃなくてインドとか。
  なんで?」
だって、私は小っちゃい人間だから。
大きな世界に目を向けなかったら、
ますます小ちゃくなってしまうから。
 「インドとか行ったら、変われるかな?」
と同僚が言った。
 「私の悩みなんか小ちゃい小ちゃいもんやって思えるかなあ」

旅に出よう。
旅に出よう。
2月になったら旅に出よう。
青空みたいにすっきりと
晴れた心をとりもどすため。
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2008年09月25日

泥棒、私

うちの仕事のリーダーは、すごく短気だ。
せっかちだ。
基本は「20分前行動」。
毎朝、始業時間の20分前には全員仕事をはじめる(時給なのに!)。

ところが、今日は上司が遅刻した。
大事な鍵はぜんぶその上司が握っているから、
6時40分どころか7時になっても仕事が始められない。
そして7時01分。
 「遅い!」
リーダーはしびれを切らし、ついに心を決めて、窓から侵入した。
電源を入れた。
そのとたん、

・・・・ジリリリリリリリリリリ!

ねえ、なんか鳴ってるよ?
しかし我らがリーダーは振り向きもしない。
 「仕事が先や、急げ!」
電源さえ入ってしまえばこっちのもの。
私達の仕事場は主に外だから、巨大目覚ましみたいな警報の音も聞こえない。
そのまま放ったらかしておいた。

しばらくしてコピーをとりに事務所に入ると、
警報はまだ鳴り続けていた。
そして事務の人たちがパニクっていた。
 「誰かが窓から侵入したらしい!」
 「うん、それ私」
 「・・・えっと、セキュリティの人が来るんですけど・・・」
 「ごめんごめん。泥棒、私」

そのときドアが開いて、遅刻した上司が寝起きそのままの髪型で登場した。
彼が一日中誰にも口をきいてもらえなかったことは言うまでもない。
posted by だだ at 20:19| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月14日

夕焼け

あんまり綺麗だったんで、みんなで
 「わあっ」
と空を仰いだ。

夕焼け。
夕焼け。
でっかい夕焼け。
むこう側の空は鈍い紺色に沈み、卵色のお月さまがのぼってくるところだった。

夕暮れ

潰されそうになるくらい、忙しくっても疲れていても、
・・・きっと明日も頑張れる。
そう思わせてくれる夕焼けだ。
posted by だだ at 21:33| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月17日

学生の夏休み

 「ヤバイぞ!隠れろ!」
鋭い声で警告がとび、
 「だださん、かくまって!」
男の子がとびこんできた。
M君だ。
高校生のバイト君である。
先生に見つかるとヤバイんだって。
 「うちの学校、バイトは絶対に禁止なんです」

そういや私の高校もバイト禁止だった。
でも新聞配達のバイトはどうしても続けたかったので、
2週間がかりで先生を口説き落して許可をもらった。

高校生のアルバイトがなぜ禁止なのだろう?
学業を疎かにするからか?
学校では教わらないことをたくさん学べるチャンスなのに。
M君はうちで働きながら挨拶を覚え敬語を覚え、
我慢することを覚え、
頭を下げて謝ることを覚え、
叱られて叱られてだんだん仕事を身につけていっている。

額に汗して働く若者は爽やかだ。
ゲームに熱中して家に籠もるより、
深夜まで仲間たちと酒盛するより、
バイトするほうがよっぽど有意義な夏休みじゃないだろうか?

ま、M君は勉強はあんまりできないかもしれない。
落ちこぼれかもしれない。
先生に睨まれているかもしれない。
だけどよく働く良い子だよ。
・・・先生、許してあげてえな。
posted by だだ at 19:19| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月14日

エコ夏

夏だ。
暑い。
盛夏8月。
夏まっさかりの8月。

だが最近、私は暑さを感じなくなった。
外気温34度とか平気で上がってて、汗だくで、
他のみんなが呻いている時でも、私だけは
 「そういえば暑いね」
程度しか感じなかった。
暑いけど、でもぜんぜん平気。

暑さに慣れたのかもしれない。
麻痺したのかもしれない。
毎日毎日、朝から晩まで外の仕事で、
熱気にさらされ続けているから。
いつも暑いから。
暑いのが普通だから。
だから平気。

そんなわけで、今年はまだ一度もクーラーのお世話になっていない。
とってもエコの夏である。
・・・たくさん働けば、一つくらい良いこともあるもんだ。
posted by だだ at 20:03| シゴト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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