2009年12月09日

サンジのペロペロ

おんなじ色した猫2匹。
サンジが、アジャリをなめている。
ペロペロ。
ペロペロ。

ぺろぺろ

 「なんてカワイイの!」
 「仲良しなんだねー」
などと、事情を知らない人の目には微笑ましくうつるかもしれない。
愛情表現に見えるかもしれない。

ところが、違う。
ぜんぜん、違う。

サンジのペロペロは
 「そこをどけ!」
と言っているのである。

写真を撮ったのは居間のファンヒーターの前。
家でいちばん暖かい、お昼寝スポットだ。
アジャリがそこで眠っていると、必ずサンジがやってきて
 「ねえ、その場所を代わってよ」
と頼み始める。
ケンカで勝てる相手ではないから、サンジは甘えたフリして
 「ねえねえ、ねえねえ・・・」
顔をペロペロとなめておねだりをするのだ。

アジャリもしばらくは寝たフリを続けるのだけれど
ペロペロがいつまでもいつまでも続くものだから、
しまいにキレて
 「うるさいわ!」
フウーッ!
唸ってどこかへ行ってしまう。
アジャリは大柄な猫で、本気になれば絶対に強いのに、力ずくで追い払わないのは小さなサンジがやっぱり可愛いんだろう。

気がつけば、サンジがちゃっかりとファンヒーターのまん前に陣取っている。

・・・おまえ、ずるいよサンジ。
posted by だだ at 22:31| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月03日

猫のように眠りたい

一日中ジタバタしてた。
怒ったり 怒らせたり
悩んだり 悩ませたり
傷ついたり 傷つけられたり
もがいていたら、同僚に
 「だださんは諸刃の剣みたいだね」
って言われてしまった。

疲れ果てて帰ってきたら、猫がいた。
「おかえり」も言わずに2匹で寝てた。

なかよし

私もこんなふうに眠りたい。
posted by だだ at 17:36| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

寒さよけのおまじない

寒かった。
歯がガチガチいうほど寒かった。
雨に降られて風に吹かれて、
びしょぬれの服のまんまで7時間。
かじかんだ手で働いた。
指がだんだんと変な紫色になってきていた。

凍えながらも、なるべく暖かいものを思い浮かべようと頑張った。
このさい現実逃避である。
想像力であたたまるのだ。

 「お鍋。
  グラタン。
  カフェ・オ・レ。
  ホットココア。
  それからサンジ(猫)のいるお布団。」

おまじないのように唱えると、気のせいかちょっと寒さが遠のいた気がした。
気のせいでもいいから唱え続けた。
まるで死にかけのマッチ売りの少女みたいだ。

お鍋、グラタン。
カフェ・オ・レ、ホットココア。
それからサンジのいるお布団。

お鍋、グラタン。
カフェ・オ・レ、ホットココア。
それからサンジのいるお布団。

・・・・・・

数時間後、なんとか生きて我が家に帰った。
家にはお鍋もグラタンもホットココアもなかったけれど
布団には猫のサンジが丸くなって寝ていた。

サンジのいるおふとん

すごくすごく寒かったぶん、
すごくすごく幸せな気持ちになった。
posted by だだ at 22:02| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

父を越えた日

 たはむれに母を背負ひて 
 そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず
               石川啄木


親戚から米をもらった。
30キロの大袋。
よっこらしょと担ぎあげ、車から台所まで運んでいくと
父がボソッと呟いた。
 「おとうさん、それ重くて持ち上げられなかったんだけどな」
・・・え−っと。
私はいつのまに父より力持ちになってしまったのだろうか。

子供のころ父はなんとなく怖い存在だった。
体が大きくて強いから、ただそれだけで怖かった。
プロレスごっこのたびに押しつぶされそうになったものだ。
どんなに暴れても勝てなかった。
だが還暦をむかえた父はもう、たかが30キロの米袋が担げないと言う。
「そのあまりの非力に泣きて三歩あゆまず」。
思わず啄木の替え歌が口をついて出た。
なんだかせつない夜だった。

 追記
posted by だだ at 20:24| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

猫の手

忙しい!
忙しい!
 「猫の手も借りたい!」
ってよく言うけれど。

コイツの手は、いらないと思う。

猫の手

そのカゴ、使うねん!
早よ出てやサンジ!
posted by だだ at 00:00| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

母が老人になった日

母が電気ポットを欲しがっていることは、前々から気づいていた。
ティファールのこういうの↓が欲しいらしい。

 「お湯があっという間に沸くんだって。
  お客さんが来た時とか便利でしょう?」
気づいては、いたのだが。
放っておいたら。
とうとう。
母は最終手段に出た。
にっこり笑って、

 「もうすぐ敬老の日だね!」

・・・敬老の日のプレゼントに買ってほしいの?

 「うん♪」

・・・「敬老」扱いに抵抗はないの?

 「ぜーんぜん♪」

・・・じゃ買います。

こうして我が母親はいともアッサリと「老人への階段」を昇り、
私は生まれて初めて親に『敬老の日』をすることになった。
posted by だだ at 22:40| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月15日

同格

6才半になる姪っ子が
 「わたしフィアンセがいるの!」
と自慢した。
誰?
と尋ねると
 「アレックス(級友)とー
  ショウくん(日本人)とー、
  アジャリとサンジ!」
人間:猫=2:2か。
まだ人間は勝てないか。
でも4人は多くない?
 「いいの。
  みーんなと、けっこんするの!」
おお、大胆な発言。
それにしてもアジャリは12歳。
もうおじいさんだよと言うと
 「ええー?
  アジャリは椿のお兄ちゃんだったのに、
  おじいちゃんになっちゃったの?」
不思議そうな声をあげた。
・・・赤ん坊の頃からアジャリを「お兄ちゃんだよ」と仕込んだのは私である。
姪っ子の中で人間と猫が分離する日はくるのだろうか。
posted by だだ at 21:58| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月10日

食器洗い機

衝撃的な事件は、昨日の早朝、3時半に起こった。
我が家で。
台所で。
流しの脇で。
ショックのあまり私はしばらく立ち尽くし、言葉も出なかった。
事実と認めたくなかった。
現実でなければ良いと思った。
ようやく口がきけるようになると、私はおもむろに叫んだ。

 「食洗機が壊れとるー!」

我が家の家宝・食器洗い機様が、お壊れになったのだ。
何べんボタンを押してもピーピー鳴るばかりで動かない。
ああ、これから私たちは食洗機なしでどうやって生きていけば良いのか。
同僚に泣きながら相談すると
 「贅沢なこと言ってんと手で洗え!」
一喝された。

この食洗機は数年前に他界したお爺が買ってくれたものだ。
入院するちょっと前。
まだ元気だったお爺。
その冬は母のアカギレがことのほか酷く、見かねたお爺が
 「毎晩、お皿洗うの大変でしょう」
と言って買ってくれたのだ。
おかげで私たちはとても助かり、母のアカギレはほどんど治った。
ありがとうを言うとお爺はにこにこ微笑んで、
 「それはよかったでしゅ」
と言った。

父から娘への思いやりのプレゼント。
お爺の思い出の品。
だからとっても大事なのだ、この食器洗い機は。
電気屋さん、早く直しにきてくれえ!
posted by だだ at 04:08| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月02日

遠くのあの子

オーストラリアに住む姪っ子が電話をかけてきた。
家のことや学校のことや
いろんな話を聞いていたら、猫が、わりこんできた。
サンジが椅子によじのぼって
私の肩ごしに受話器を覗きこんでいる。
・・・あんたも話したいの?
受話器を猫に近づけ、
 「サンジとおしゃべりしてやって」
と姪っ子に頼んだ。
 「サンジそこにいるの?
  なにやってるの?
  さーんーじー!」
子供の嬉しそうな声に、猫はのどを鳴らして応えた。
そして受話器に頭をスリスリとこすりつけた。
まるで大親友の足にそうするみたいに。
「サンジ喜んでるよ。
 また電話してやってね」
と私は電話を切った。
友達の声が聞こえなくなって、猫はしばらくきょとんとしていた。
・・・たまには動画のメッセンジャーでもやろうかなあ。

大親友
posted by だだ at 21:57| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月11日

しくじった

オーストラリアで暮らす姪っ子のために、オリジナル絵本をつくってみた。
絵のかわりに猫の写真を入れて。
日本を恋しがる椿の寂しさが紛れるといいな、と思ったのだ。

が。

どうやら、しくじった。

私には元気な声で「ありがとう」って電話してきたくせに。
布団の中で泣いているらしい。
泣きながら、毎日読んでいるらしい。
・・・・・・・・しくじった。

ごめんよ、椿。
こんどはもっと元気のでるお話を書いてあげるから。

  しくじった絵本はこんな内容
posted by だだ at 19:00| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

デブ猫の主張

猫のアジャリに予防注射をうけさせるため、動物病院へつれていった。
かかりつけの獣医さんは
 「相変らず大きいですね」
と言い、体重計にのせるときも
 「おまえは重いなあ」
と遠慮なく言った。

デブでどこが悪いのだ?

我が家の歴代の犬猫のうち、長生きした子はみんなデブだった。

アジャリの養母である「とら」なんて
太りすぎたお腹を地面に引きずり、
引きずったところの毛がハゲちゃってたけど
それでも二十歳まで生きた。

うちのお爺はたくさんの犬を丸太のようにコロコロに太らせていたけれど
すべての犬が長寿犬として市から表彰状をもらっていた。

好きなものを好きなだけ食べる。
人間と同じものを食べる。
栄養をたっぷり摂ってストレスをためない、
健康的な太り方こそが長生きの秘訣だというのが我が家の持論だ。

もしかしたら人間も同じかもしれない。
細身よりもちょっと太めの人のほうが長生きするってテレビでやってたし。
人生をより長く、より楽しむために・・・今夜も甘いもの、食べちゃう?
posted by だだ at 20:00| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

青いアジサイ

今年も咲いた。
きれいに咲いた。
青いアジサイ。

紫陽花

・・・アジャリのおトイレのところのアジサイ。

続きを読む
posted by だだ at 15:55| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

父の日

 「おじょーちゃん、良いトコ連れてってあげようか、へっへっへ」
と無理強いしている変態?
それとも宇宙人による誘拐?
異常にふやけたシルエットを見ると思わず
 「おまわりさーん!」
と呼びたくなる。

歩行者専用

いやいや。
お父さんが娘の手を引いている図、ですよね。

先日、うちの父は還暦を迎えた。
同時に定年も迎えた。
部下からもらった花束を抱え帰宅した父に
私は
 「お疲れ〜おめでとう〜」
と、寝そべったままの姿勢で言い放った。
疲労困憊で起き上がれなかったのだ。父ちゃんゴメン。

私と父はよく似ている。
全力で遊んじゃうところも
方向音痴なところも
真っ直ぐにしか歩けない不器用さも。

父はずっとサラリーマンだった。
毎日帰りが遅かった。
休みの日に朝寝坊をしている父に馬乗りになって
遊んで遊んでとねだったものだ。
悪いことをした。
組織の縦社会ってモノに巻き込まれてしまった今、
父の苦労がちょっとは分るようになった気がする。

父ちゃん、偉い。
よく頑張った。
よく耐えた。
私達のために、たくさん頑張ってくれてありがとう。
・・・なかなか親孝行できない娘でゴメンな。
posted by だだ at 20:00| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

推定犯人

一酸化炭素中毒とか。
ガス漏れとか。
近頃、ガスが怖い。
とても怖い。
我が家でも定期点検を受けた結果、なんと!
微量のガス漏れが発覚したではないか。
ガス会社の説明によると
 「ガス管が一部、腐食しています。
  ちょうど地中に入るところです。
  少しだけ庭の土を掘ってガス管を交換します」

早速、作業がはじまった。
庭を掘りはじめる作業員たち。
それを見ていた私と母は、瞬時に同じことを考えた。

 「そこはアジャリのおトイレだ!」

アジャリ君アップ

もしかして。
もしかして。
もしかすると。
ガス管が腐った原因は、猫のオシッコ、かもしれない。
オシッコは酸性だから。
アジャリのおトイレ付近では、アジサイがぜんぶ青になるから。

だけど私は言い出せなかった。
真面目に土を掘る作業員にむかって言い出すことができなかった。
 「やっぱりオシッコが原因でしょうか?」
・・・とは。
posted by だだ at 15:11| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

おやすみなさい

お風呂に浮かべるおもちゃ。
赤ちゃん用のくつしたの片方。
小学校の名札。
姪っ子たちが家を去り2週間が過ぎても
この家はまだ、子ども達のカケラでいっぱいだ。
食卓にまでビー玉がころがっている。

ビー玉

椿は毎晩のように電話をかけてくる。
オーストラリアから「おやすみなさい」の国際電話だ。
 「日本はいまなんじ?」
 「9時すぎだよ」
 「まだ9じなの?
  いいなあ、オーストラリアは10じだよ」
たった1時間の時差が子どもには羨ましいのだ。
 「やっぱり日本にいればよかった」
なんて言う。
9時ならあと1時間よけいに起きていられるから。
そして日本が恋しいから。
 「早く寝なさい・・・」
電話代を気にして母が言う。
アジャリも言うよ。
サンジも言うよ。
だだもおばあちゃんも、おじいちゃんもみんなで言うよ。
 「おやすみなさい」
よい夢を。
こうして日本の私達より1時間早く眠る椿には、1時間だけ早く朝がくるのだ。
posted by だだ at 20:39| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

大きくなあれ

先月オーストラリアからやって来た2人の姪っ子たち。
たった一ヶ月間の滞在だったが子供の成長は早いものだ。
ハイハイでやって来た赤ん坊の梅は、
日本にいる間に歩けるようなってしまった。

歩きはじめ

この子はこの足で、
これからさまざまな場所へ行き
さまざまな人に出会い
さまざまなことを経験するのだろう。
大地をふみしめる小さな足の第一歩。

6才の椿はランドセルしょって小学校へ通い、新しい友達もできた。
とび箱が跳べるようになった。
給食当番も経験した。
むちゃくちゃ楽しかったらしい。
それだから椿は、明日はオーストラリアに帰るんだよと言っても
 「帰りたくない」
と大人を困らせる。
でも、パパが待ってるよ。
大好きなアレックスやブロンティやアーラとまた遊べるよ。
楽しみでしょ?
 「でも、だだがいないもん!」
そんなこと言わないで。
わたし泣いちゃうやん。
 「つばき、おとなになったらにほんにすむの」
そうだね。
おとなになったらね。
国籍を選ばなくちゃいけないからね。
よーく考えるんだよ。

2つの国を行き来して
2つの国の言葉を話し
出会いも別れも2つ分。
大きくなあれ。
大きくなあれ。
自動更新のこの記事がUPされる時間には
オーストラリア行きの飛行機が夜空を飛んでいる頃だろう。
覚えたばかりの「花いちもんんめ」や「おちゃらかホイ」で遊べない国へ帰っていく、6才の女の子の横顔を思い浮かべる。

・・・すぐまた会えるよ。
posted by だだ at 20:53| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

母の日の

昨日は『母の日』。
お母さんありがとうの日だ。
6才の姪っ子は母親にむかってこうたずねた。

 「なんで『おかあさんありがとう』なの?」
 「母の日だから。」
 「なんで子供の日には『子供にありがとう』って言わないの?」
 「アンタそれより、お母さんにちょっとくらいありがとうの気持ちはないわけ?」
 「ない」

そのあと三十路の母親と6才の娘が本気の大喧嘩をくりひろげたことは言うまでもない。
子育てって難しい。
posted by だだ at 17:05| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月07日

犯人はおまえだ!

家のトイレに入ろうと、ドアを開けたらびっくりした。
 「何これ!」
びしょ濡れだ。
壁も床も便座も、ものの見事にびっしょびしょ。
この飛び散り方はもしかして・・・!?

犯人はすぐに分った。
あんた、ウォシュレットで遊んだでしょう?
 「・・・・・・」
あんたがやったんでしょう?
 「・・・・・・」
なんとか言いなさい!
 「・・・・・・・」
むむ、黙秘ときたか。
だが私をごまかせると思ったら大間違いだ。
すぐに動かぬ証拠が見つかった。
犯人自身も水でびしょ濡れだったのだ。
ウォシュレットのボタンを踏みつけた時、濡れてしまったに違いない。

私は犯人をつかまえ、罰を与えることにした。

ヤツは逆らわなかった。

それどころか遊んでもらえると期待してのどをゴロゴロならしてた。

ヤツはあんまり、頭がよくない。

罰として、ヤツを怪獣に変身させてみた。

罰として怪獣に変身させられたサンジ

・・・犬用の服だなんて、ヤツには秘密だ。
posted by だだ at 22:44| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月21日

迷子

赤いランドセルを背負い。
姪の椿が小学校へ行く。
ついこのあいだ生まれたばかりなのに、もう1年生だなんて。
早いものだ。

赤いランドセル

今朝は、私が玄関先までお見送りをした。
 「いってらっしゃい!」
 「いってきまーす」
元気に歩きだした椿。
ふと振り返って、ちいさな声で尋ねた。
 「わかんない」
わかんない?
何が?
 「学校の行き方わかんない。
  学校、どっち?」
隣の家を曲がったら、もう学校だよ!
小学校は本当にすぐそこで、家のナナメ向かいと言ってもいいくらいなのだ。
しかも通い始めて5日目だ。
それをわかんないといわれて戸惑った。
椿はもっと戸惑った顔で歩きだした。

ほどなく判明したところによると、
小学生は全員「登校班」のメンバーといっしょに集団登校を義務づけられているらしい。
椿はそれを無視して一人で登校してしまったらしい。
あとでこってり叱られた。
 「どうして一人で行っちゃったの!
  登校班のお姉ちゃんたちは椿をずっと待っててくれたんだよ!」
 「だってだってだってぇー」
椿はワンワン泣きながら言った。
 「だって、わからなかったんだもん」
 「何が!?」
登校班の待ち合わせ場所(家の裏)が。
分らなかったんだそうだ。
・・・学校へ通いはじめて5日目で。
大丈夫かコイツ。
 「もう、あんたって子はー!」
母親はおおげさに子供を抱きしめた。
 「本当に方向音痴なのねー!」
いいやん。
方向音痴でも。
生きていける生きてける。
これからいっぱいオモロイことあるで。
道草、わき道、迷い道。
遠まわりの人生、楽しもうな、椿。

・・・ちなみに私も1年生のとき、
校門まではたどりついたものの校舎の入り口が分らなくてワンワン泣いた覚えがあります。
posted by だだ at 20:41| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月16日

学校の準備

姪っ子の椿が小学校へ行く。
日本にいるあいだだけ、1ヶ月だけの小学校生活。
それでも学用品は普通に揃えなければならないから、母親は大慌てで買い物に走っていた。
 「体操服に赤白帽、お道具箱、給食袋・・・」
何やらたくさんの物が必要らしい。
やっとのことで「これで完璧!」と準備を終えたが、
今日の朝。
当日の朝。
 「あああ、粘土板わすれてたー!」
うん、あるある。
いっこくらい、あるよね。
でも持たせなければ子供が恥をかく。
どうしよう、粘土板ー!
そのとき母がおもむろに
 「これを使わせたら?」
と持ってきたのが
 「プラスチックのまな板」
であった。
こんな感じの。


どう見ても、まな板。
でも使えそう。
粘土とかできそう。

・・・結局椿は、ランドセルとまな板を持って小学校に登校した。
posted by だだ at 22:00| 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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